What is ONERUM ?

伝統を紡ぐ

400年の歴史を誇る沖縄のさとうきび

かつて琉球王国の産業の発展に大きく寄与した偉人・儀間真常。彼がさとうきびから製糖する技術を沖縄に広めて早400年。
現在では、沖縄の重要な産業の一つとして県内各地で作られているさとうきびと、それをもとに作られる黒糖の2つの素材を活用し、未だかつてないラムをつくり、未来へ繋ぐプロジェクトが「ONERUM」です。
沖縄の離島8島にて作られる黒糖を用い、風土や生産方法の違いから生まれる個性を追求する「Single Island Series」と「Blended Islands Series」
そして、沖縄本島の自社ファームにて栽培されるさとうきびを軸に、素材そのもののポテンシャルを追求する「One Island Series」の3つのシリーズを展開します。

Story

沖縄の主要な農作物であるさとうきび。
しかし現在では、担い手の高齢化や人材不足に加え、海外産の砂糖が一般化したことによる、国産さとうきび由来の黒糖や砂糖の需要減など、その価値に反して多くの課題を抱えています。
瑞穂酒造は、琉球王国時代から現存する数少ない酒造所として、沖縄だからこそ、瑞穂酒造だからこそできる酒づくりに積極的にチャレンジしてきました。
その過程において継承された、技術やつながりを最大限に活かし、これら課題を解決すること、さとうきびの未来のために、何かアクションを起こすことができないか、自問自答しました。
そうして行き着いたのが、生産地域や原料にフォーカスした、新しいラムの製造でした。
さとうきび由来の原料をもとにつくられるラムは、世界4大スピリッツに数えられ、その中でもクラフトラムとも呼ばれるラムは、世界的に大きな成長を遂げています。
私たちが、泡盛だけでなく、洋酒づくりで学んだ技術とグローバルな視点も活かしながら、沖縄から世界基準のラムを発信することで、さとうきびの400年の歴史と伝統を紡ぎ、さとうきびと、それらが生産される地域や生産者の魅力を、改めて知ってもらうことができると信じました。
ラムを通じて「さとうきびで沖縄にさらなる熱気を。」その理念に共感する、様々な業界の有識者が集い、2020年11月に「ONERUM」プロジェクトを発足しました。

Distillery

瑞穂
酒造

170年の歴史を有する首里最古の泡盛蔵

琉球国王尚泰王即位の年、1848年に首里の地で創業。
170年余の歴史の中で、先人から受け継がれてきたフロンティアスピリッツのもと、人、自然、微生物と共生しながら、沖縄だからこそ、瑞穂酒造だからこそできる酒づくりに、積極的にチャレンジしてきました。
2018年には、さくら酵母仕込みの泡盛や沖縄の素材を活用したジン「ORI-GiN1848」シリーズを展開し、洋酒づくりにも本格的に参入。
ロンドンで50年以上に渡り開催されている酒類の品評会・インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション2021にて、3アイテムがゴールドを受賞、3部門8アイテム受賞するなど、洋酒も含めてその酒づくりは世界で評価されています。

Vision

「ONERUM」は、ラムづくりを通じて、沖縄のさとうきびと黒糖の価値を再構築し、 未来へつなぐことを目的としたプロジェクトです。
私たちだからできること、それは、プロジェクトメンバーを中心に、研究者や有識者、バーテンダー、そしてさとうきび生産者と黒糖職人との強固な連携体制を築きながら、地域農業に寄り添うラムをつくり、世界に向けて発信すること。
沖縄のさとうきびと黒糖だからこそ、酒づくりの多様な技術を持つ瑞穂酒造だからこそ、様々な分野のプロフェッショナルが集うチームだからこそ創り上げられる、世界に誇れる新しいラムの世界観を構築していきます。
そうすることで、様々な課題を抱える沖縄の農業を支え、産業の活性化と持続可能性をもたらすプロジェクトになると信じています。
一方で沖縄は、世界の主要なラム産地と同じ亜熱帯地帯に位置し、その気候も類似しています。
その沖縄各地のテロワールを表現したラムをつくることに大きな価値があり、世界に通用するラムを発信し続けることで、ゆくゆくは沖縄がラムの聖地になることを目指します。

チーム

ONERUM チームメンバー

「ONERUM」は、2020年11月に発足した、先人たちが受け継いできた伝統的素材のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチームです。
生産農家、大学、研究機関、酒類の従事者が一丸となり、ラムの開発をはじめ、さとうきびの品種や産地、製糖方法、そしてラムの新たな楽しみ方などを探究しています。

主催
瑞穂酒造
共同研究
琉球大学、鹿児島大学、沖縄県工業技術センター、他
原料サポート
JAおきなわ
開発サポート/県内アンバサダー
TEAM HALOW
BAR BARRAGAN代表 津覇実也、BAR Birthday代表 岸本淳
Sammy’s Bar KIWI代表 照屋一生、BAR ごとう代表 五島志昴
農業サポート/研究
農水苑 虹
開発コンサルティング/県外アンバサダー
野村空人
クリエイティブディレクター
LIQUID

会社概要

瑞穂酒造 天龍蔵
社名
瑞穂酒造株式会社 / MIZUHOSHUZO.CO.,LTD
本社所在地
〒903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町4-5-16
創立
1848年(嘉永元年)/ 会社設立:1952年(昭和27年)
代表取締役
玉那覇 美佐子
資本金
7,050万円
事業内容
酒類・もろみ酢製造販売業
事業所
鳥堀蔵置場:沖縄県那覇市首里鳥堀町1-40
大中蔵置場:沖縄県那覇市首里大中町1-41-6
港町蔵置場:沖縄県那覇市港町4-3-3
グループ企業
台湾瑞穂食品有限公司
公式サイト
https://www.mizuhoshuzo.co.jp/

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